こうばこ通信 第24号 2013年10月5日 こうばこの会 発行 目次 ■P-1長村 憲治 ■P-2 杢代 絵三子 ■P-2 20周年記念公演告知 ■P-3 堤 由起子 ■P-4 斉藤 恵子 ■P-5 永澤美智子 ■P-5 中川 いずみ ■P-6 菊地 祐子 ■P-6 矢口 みどり ■P-7 船橋 則之 ■P-7守屋 智恵 ■P-8 竹井 真紀子 ■P-8 怪しい座談会 野上 浩一  ■P-9 特集 図書館朗読会の歩み 前田 美代 ■P-18 竹井 真紀子 ■P-19 桑山 頼子 ■P-19 服部 真弓 ■P-20 中川 いずみ ■P-20 堤 由起子 ■P-21 多田 香織 ■P-21 竹内 智美 ■P-22前田 美代 ■P-23 前田 美代 ■P-24 大久保 利彦 ■ こうばこ20周年おめでとう!  代表 長村 憲治 20周年を迎えた「こうばこの会」を、あらためて考えてみますと、今まで団体として 活動してきたものの、実のところその実態は常に変化し続けた20年であり、メンバーの 誰かが元気良くその持ち場を我が見せどころと思い勢いに任せて走り続けた日々だったと 感じます。今更こんなことを申して何ですが発足当時のこうばこは「ただの洒落」で 活動していたわけで、これほど長い間活動を継続するなど夢にも考えられなかったのが 正直な感想です。 こうばこって何? この問いにはもう発起人の私では答えられません。それは、この会が 誰か一人の意志で動いてきたのでなく、ここに関わった多くの人たちの様々な思惑で形を 変えつつ膨張したり縮んだり色を変え音色を変え、ここに至るというのが嘘偽り無い今の こうばこの姿なのではと思うのです。元々、確たるものは無かった私たちなのだから、その時 その時で良かれと思うことを一所懸命頑張ってみた結果が、過ぎた歳月なのでしょうね? もしこの後も、こうばこが進む道があるのならば、それは「このようにあるべき」という 固まった視覚障碍者とサポーターの集合体ではなく、「こんな風にしたい」という誰かの 強い気持ちが動力となっていくのではないかと思うのです。 「こんなことしたい」とか、「こんなことどうかな?」とか、批判を恐れず一歩前にでて いく人が明日のこうばこの羅針盤になるのです。こうばこは昔から変わらないのです。 ずっと動いて走り回って、ちょっと疲れたりもして、でも、やっぱり表現する仲間と過ごす 時間が心地よくて、それを気持ちよく支えてくれる人が必ずいて、その心強さに安心するのです。 こうばこは「モバイル」ですからね。視覚障碍者もサポーターも、せいぜい持ち運んでください。 思うように使い、感じるままに発信し続けていいと思うのです。だって、それこそが私たちの 強さであり、しなやかさなのですから。 この会が、これからも自由に自分を表現できる場所であることを願っています。ようやく 二十歳(はたち)、大人になるのは複雑なものを加味していくことでもあるかもしれませんが、 まだ私たちは社会に一人歩き始めたばかりです。各々が東奔西走していきましょう。 ポケットには「こうばこ」をお忘れなく。20周年おめでとうございます。 ■ 楽しく おいしく  かわい いねこ(杢代 絵三子) 気付いたら20周年になっていました(笑)。初めは同じ視覚障害者仲間と軽い気持ちで 始めました。思えば関わってきた人もいろいろ入れ替わりました。私も年をとりました(汗)。 いくらセンスがあっても、声を使って何か仕事をする事は視覚障害者には無理です。また、 障害者枠で働いている私たちの所得は、かなり残念な感じです。語りでは食べていけなくても、 語りをサイドワークとしてメンバーの努力が少しでも収入につながればと心密かに願っている 今日この頃です。 こうばこもロートル化が懸念されていましたが、最近は若手も増えてきて頼もしくなって きました。今後も無理せず緩い感じで、語りのクオリティーにはこだわって、楽しくおいしく 活動出来たらいいなと思っております。 ■ こうばこの会 創立20周年記念公演 (こうばこの会 第51回 定期公演) 日時:2013年10月5日(土)午後2時〜4時半 会場:なかの芸能小劇場  入場:無料 交通:JR/東西線「中野」北口から徒歩5分 演目: 1.『うた時計』(新美南吉作、新美南吉童話集)妙蓮寺紫(一人語り) 2.『待ちぼうけ』(杉本苑子作、今昔物語ファンタジア)LLカンパニー   (ショコラモナカ、多田香織、かわいいねこ) 3.『誰も知らない最後の日』(あかつきえにし作)えにし組   (滝口美舞紀、松田奈穂美、矢口みどり、中川いずみ、塚田友樹、    篠田明、戸川和夫、美優、鈴木理恵、あかつきえにし) その他記念イベント ■ 20周年に寄せて   ショコラモナカ(堤 由起子) 早いものでもう20周年!ついこの前50回公演を迎えたばかりだというのに…。 記念っていうのはお誕生日や結婚記念日と同じようなものだと考えれば、とてもおめでたく お祝いすべきことだと思います。 私にとってはそこまでの実感はないのですが、私自身この会に所属して舞台に立つように なってもう20年弱の月日が経つことにただただ驚くばかりです。これも、支えていただいた ボランティアの方々や、この会を好きでいてくれたサークルのメンバーの皆さんのおかげで、 ここまでつぶれずに歩んでこられたんだと思います。 考えてみれば、こうばこの会の舞台は私にとっての青春でした。青春!?なんて書くと、 こっぱずかしく何を言っているんだ!と思われる方もいらっしゃると思います。でも、 私がこの会に入れてもらって、舞台にたつようになっていろんなことがありました。 今思い出してみると数えきれないほどの思い出がつまっていると思います。 一緒に作品を決めたサークルのメンバーとの思い出、お芝居の練習の後のご飯で話したこと、 それら全てが色あせることなく私の頭の中のアルバムに残っているような気がしています。 ただ、年をとってボケちゃったら忘れちゃうかもしれませんよねえ(笑) さ〜てさて、今までの公演の中で私がすごく好きだった作品はたくさんあり、どの作品も 思い出深くて甲乙つけがたいです。ウチワネタで読んでいただきたいのですが、 過去に出演した作品でベストスリーを決めるならば、 1位は、そうですねえ…「お菓子の好きなパリ娘…」。あっ、タイトル失念しました〜。 昭和の匂いがプンプンするようなレトロでステキな、ナトリさんこと長村さんの力作でした。 というか、「タイトル忘れるなぁぁぁ!」ってつっこまれそうですが…。 次は…う〜ん。何だろう?ビューティームーンで公演した「タイムテラピー」かなあ。 あの作品もとても感動的で、めえたんが書いた脚本がキャラメルボックスばりに、 よくできた話でした。 3位は…そうですねえ。たらこスペシャルで公演した「つの字」か、それとも 「6冊目のメッセージ」かなあ。この二つのお話はプロの作家先生の作品です。 どちらの作品も良すぎて選べません!2作品とも大人数で読んだとても素敵なお話でした。 やっぱり出演者同士のかけあいは朗読劇の最高に楽しいパフォーマンスだと思います。 こんなふうに思い出を書き綴っていくとまったくきりがないですねえ。(笑) 今回の20周年公演の演目は、今までの集大成ってわけではありません。でもコミック風で とても楽しい作品です。私の役は平安時代の大納言という、ちょっぴりオマヌケだけど 偉い役職についている男性の役。果たして、うまく演じることができるでしょうか!?  皆さん、お楽しみに!! ■ これからもマイペースで  妙蓮寺 紫(斉藤 恵子) 「こうばこの会」20周年! こんなにも長く続けてこられたのは 、様々な形で応援してくださる方々がいらしたお陰と改めて感謝せずにはいられません。 本当にありがとうございました。 さて、私と「こうばこ」との出会いについて。これは既にいろいろなところで書いたり 話したりしていますのでご存じの方も多いかもしれませんね。あれは確か1996年の秋の ことでした。私と友人の二人は、とあるところでお知り合いになった方の車で静岡へ 向かっていました。休日にも関わらずがらがらに空いた高速道路を、「富士山がみえるよ」 などと会話を弾ませながら進んでいたときのことです。なんの弾みか? おそらくスピードの 出しすぎに、ちょっとしたハンドル操作ミスが重なったのでしょう。車が大きく蛇行し、 中央分離帯に接触。どれくらい振り回されたのか分かりませんが、しばらくしてようやく 止まりました。その間にどこかにぶつけたのか、私は人生初の骨折を経験することになりました。 これが「こうばこ」との出会いのきっかけ。運転していた方が私の入院先に持ってきてくれた 公演記録(カセット)を聞いて、その年の冬には三鷹まで公演を聞きに行き、終了後の 懇親会の席で長村代表とお話しして、次の年の春には「よだかの星」の出演者の一人として 舞台に立っていました。今思い出すと初めての舞台のときは、人の分まで台詞を覚えて ぶつぶつつぶやき続けて緊張をまぎらわすなどという、ういういしさでした。 その後すぐに「紫ババア」を語り、そこから妙蓮寺 紫(みょうれんじ むらさき)という 芸名がつき(命名は長村代表)、さらに、グループでやるときはバイオレッツなどという 安易なことになり今に至っています。 あれからずいぶんいろいろなお話に参加し、ときには正月早々練習したり、仙台まで行ったり、 いんちき時代劇のために着物姿で汗だくになったり…、いつになっても未熟者な私は、 みんなのアドバイスを受けてもどうしてよいやら分からず戸惑うことばかり。そんな私には 正統派の役は回ってくるはずもなく、サイボーグやら、あの世からウロウロ出てきてしまう おばあちゃんやら、テンションのばか高い女やら…、数々の個性的なキャラが回ってくるばかり。 しっとりとした語りにあこがれた時期もありましたが、今では私は私の道を行こうと決め、 これからもマイペースで楽しんで行けたらいいと思っています。そして、何年後かには、 こうばこのみんなとグループホームで余生を過ごすなんていうのもいいかしら?(大笑) ■ こうばこの思い出〜「デューク」  永澤 美智子 アニマルズ、スプラッシュ、たまゆら、その他思い返せば相当の作品に出させていただいて いるけれど、最も印象に残っている作品は2010年秋に横浜ラ・ポールで出演させていただいた 江国香織さんの「デューク」です。その2ヶ月後に脳梗塞で手術をし、以来失語症や片麻痺に 悩む身としてはなおのことです。 「私」が、死んだ愛犬デュークを思って泣きながら歩くことから物語は始まります。 そこに現れたのが、深い目の色をした少年。「私」は少年を喫茶店に誘いますが…。 その年の春、弟が亡くなりました。弟も少年と似たような深い目の色をしていました。 スポーツは苦手だったけれど、絵が大好きで、落語も好きで。そんな弟のことを思いながら 演じたつもりです。弟はどう感じてくれたのかわかりませんが…。 私はこうばこの会が与えてくれたこの機会を決して忘れません。 ありがとうございました。 ■ お料理まつりの事  中川 いずみ 不定期に東京都障害者福祉会館内の調理室をお借りして、みんなでお料理をして、おいしく 食べる会を行っています。今まで行ってきたメニューは・・・カレー、ぎょうざ、沖縄料理、 そうめん、鍋、等々。あっ、アボカドまつりというのも行いました。 お料理が苦手な方は、お皿を準備したり、洗ったりしてくれるし、小さいお友達 (子どもたち)も、積極的に包丁を持って、参加してくれます。 ワイワイとみんなで騒ぎながら、楽しく料理をしています。 準備とメニューを決める作戦会議は、まみねえさんと二人で行っています。まみねえさんの、 美味しい食べ物アンテナは、とても高性能なので、今までのメニューの中で、 失敗したものはありませんでした。 定期的に行っている活動ではないのですが、 これからも、細々とでも、続けていきたいと思っています。 ■ 舞台の楽しさ  あかつき えにし(菊地 祐子) 弱視の私は2001年に、こうばこの会を知るまで、視覚障害の友人がおりませんでした。 ふとしたきっかけで、長村代表の奥様と出会えたことで、私は自分の大好きな舞台が できるようになりました。 ものを書くこと、演じること、どれも好きなことだったけれど、社会人になってからは、 そんなことをする機会もなかったし、視力は落ちていく不安がありました。 初めて、えにし組として、自分の作品を朗読の形で舞台にあげたときに、私の視力は 読み書きがひどく困難になったころでしたが、自分の好きなことができていること、 できなくなったことをフォローできるすべを知っている友人たちを得たことは 大きいことでした。 遅筆なので、たまにしかできていませんが、自分のお話を舞台に上げることは少しずつ 規模が大きくなってきました。立ち芝居になり、人も増えてきました。 自分より若い役者さんも増えてきて頼もしい限りです。 今回、初めて舞台に立つ新人さんもいます。 舞台の楽しさ。見ている人にも、やっている人にも、たくさん味わってほしいです。 ■ 10年後には自分の組を  矢口みどり えにし組の矢口みどりといいます。こうばこの会に入って2年がたちます。 大学生と、お仕事と、ヴァイオリンをやっているため忙しさ大ですが、 こうばこは、そんな私を癒やしてくれる場所です。 今回 初の立ち芝居ということで 非常に緊張しています。でも 素敵なお芝居なので、 失敗しないように頑張りますよぉ〜!! 皆さんに、笑いと感動を届けられるように、 練習にも真剣に取り組んでいます。 10年後には、自分の組が欲しいですねぇ〜!! 実現させてみせます。 そして、こうばこの会を引っ張っていける役者を目指してます。 ■ こうばこと私  船橋 則之 「うほほーい ありがとうございました。今日誘導をしてくれた船橋さんです。」と、 深川江戸資料館公演の打ち上げで野上さんが私を紹介してくれました。 それから、私はこうばこの魔力にかかってしまい 早10年です。 ジャンボのまゆちゃんからボランティア募集を聞き、けんちゃんと参加したのが 始まりです。たかが誘導であんなに感謝されるとは思いもしませんでした。 しかし、そのたかが誘導が普通の人はできないんですね。 駅から会場に視覚障害の方を誘導している時に、いろいろ話をしました。私が 「多くの一般の方が点字ブロックに自転車や荷物を置いていて、歩き辛いですよね?」 聞いたら、「いや そういうものを作ってくれるだけで嬉しいんです」と、素晴らしい意見。 「右にあるのが人気の焼き鳥屋です。」 「でも あんまり人が入っていないですね。」 えぇー なんで解るの? びっくりしました。 こうばこの人、みんな明るくて楽しくて好きです。 すっかり、こうばこファンに なってしまいました。 こうばこ20周年記念公演おめでとうございます。 今まで 私たちに感動やファンタジーを感じさせて下さいまして、ありがとうございました。 ■ 初めての舞台出演にどきどき  美優(守屋 智恵) こんにちは、新人の美優です。 すてきな先輩方に囲まれて、毎週楽しく練習してきました。 初めての舞台出演にどきどきですが、みなさんに少しでも楽しんでいただけるよう、 がんばります。 ■ 舞台名を変更しました  滝口 美舞紀(竹井 真紀子) 今回、えにし組で立ち芝居をさせていただきます、滝口美舞紀です。この程、舞台名を 変更いたしました。前回まで使用していた「美舞希」という名前には、 「いつか、ささやかでもいいので、ミュージカルのようなお芝居をしてみたい。 舞台で美しく舞ってみたい。そのことを希っている(こいねがっている)」という意味が 込められていました。 早いもので、こうばこに入って8年がたちました。そろそろ希うだけではなく、新たな 気持ちで進みたいと考え、おもいきって、今回、「美舞紀」と舞台名に変更いたしました。 今回の「紀」という漢字には、「筋道」や「決まり」といった意味がありますが、 別に「順序正しく演じなければ」なんて硬い意味で付けたわけではありません(笑) ついでということで、名字も付けてみました。「滝口」は、初めて自分ですべての動作を 考えて、演じ通した男性役の名字からいただきました。とてもがんばった役だったので、 これからもがんばっていきたいなという気持ちをこめてつけました。 なあんて。えらそうなことばかり書きましたが、結局は演劇が大好きなだけです。 これからもいろんな作品、役に挑戦していきたいなと考えておりますので、 どうぞよろしくお願いいたします。 ■ こうばこの秘密  架空の (怪しい座談会)  野上 浩一 進行:こうばこの歴史は、怪しい秘密の連続といえます。 ここでは、20周年を迎えたこうばこの秘密について少しだけお話を進めていきます。 代表:え〜、こうばこに秘密なんかあるかなぁ。 進行:たくさんあります。まず「那登里 潤 問題」というのがありましたよね。 こうばこの会ではオリジナル脚本を書く方が何人かいますが、初期から活躍されていた 那登里 潤さんという、こうばこの売れっ子作家がいました。実は代表の別名なのですが、 最近まで本当に実在の人だと信じていた人が結構いましたよね。 代表:もともとものを書くのが好きだったので、あと妄想好きだし。で、ペンネームとして とりあえず那登里 潤を名乗ったんだよね〜。 進行:妄想するの大好きですものね。(笑) 名前の由来はどこからきているのですか? 代表:え〜、どうだったかなぁ。「ナトリのチーズたら」が好きだったのかなぁ。 進行:何故本人だということを隠していたのですか? 代表:え〜、別に隠すつもりはなかったけど。 ちょっと照れるし、色々とうるさいからね、みんな。 進行:代表の前で脚本にケチをつけたり、露骨に修正を求められたそうですね・・・(笑) 代表:も〜、みんなわがままでしょっ。悪しざまに非難されて、も〜気分悪い悪い。 だから謎の脚本作家をでっち上げて、ワンクッション置いて正解というか。 進行:那登里 潤さんは所沢市役所勤務の地方公務員であるとか、 結構リアルな人物設定ですよね。(笑) 代表:近すぎず遠すぎずと、苦労の跡がうかがえるでしょ。 進行:みっちゃん(永澤 美智子)なんか、正体が代表だと知って、猛烈にショックを 受けていましたよ。「も〜、こうばこの人は信用できんっ」と。(笑) 代表:ま〜、もともと信用しちゃいけないよね、こうばこを。 進行:その関連でこうばこの「複数名 問題」についてちょっと触れます。 杢代絵三子さんの「かわい いねこ」や「しろいの」、 斉藤恵子さんの「妙蓮寺 紫」や「おばけ」または「ばけ」というのがありますよね。 初めてこうばこに参加したお友達はここでまず戸惑います。 代表:杢代さんの「かわい いねこ」は芸名で「しろいの」はニックネームだよね。 猫好きだから。 進行:こうばこワールドに入っている方にはまるで違和感はないのですが、初めて来た お友達にはわかりにくいですよね。私がこうばこ新人の時は対照表を作っていましたよ。(笑) 代表:ま〜、みんな変だからね。ショコラモナカ(堤 由起子)や、もんじゃクリーム (丸山 訓英)は悪乗りし過ぎのような。感じは出てるけどね。(笑) 進行:あかつき えにし(菊地 祐子)や、滝口 美舞紀(竹井 真紀子)とかもありますね。 あと、チーム名も独特ですよね。今日の出演チームも「LLカンパニー」「えにし組」ですよね。 まったく整合性や統一感のない名前ですが、これはどういう経緯で始まったのですか? 代表:もともとこうばこの会は「語り部」をイメージした一人語りが主体だったんだけど、 役者がもりもり増えて、最初のグループ「アニマルズ」ができてから集団演目が 流行っちゃって。それぞれの座長、チームリーダーが適当に、いや知恵を絞って、 それぞれのチームらしい名前をでっち上げて、いや名乗っているんだけどね。 進行:「動物山本舗」とか「たらこスペシャル」とか 「まる投げ道場」とかもありますよね。(笑) え〜、以上で怪しい座談会を終了します。代表、今後も25周年30周年と ユニークなメンバーやチームをがんがん作り出してくださいませ。 代表:え〜、まだやるの〜? ■ 特集 図書館朗読会の歩み  柘植 美野和(前田 美代) 私は現在6図書館の担当をしていますが、2009年辺りから増え始めた図書館朗読会は、現在 年間で8館11回となっています。ここではその図書館朗読会を中心とした出前公演の歩みと 現状を紹介していきます。 2009年以前から始まっていた、杉並区の阿佐ヶ谷地域区民センターの朗読会と杉並区立 成田図書館朗読会が、この図書館朗読会の発端となっているようです。 そこから現在年3回の戸山図書館・年2回の日比谷図書文化館・ 夏に怪談朗読会を行う府中図書館・年1回の橋本図書館・多摩川図書館・羽田図書館・ この冬初めて開催するひばりが丘図書館と声を掛けていただき、現在に至っています。 戸山図書館の大城館長から他の図書館の朗読会のお話を仲介していただいたことも 何度かありました。 またこのほかに上井草の老人ホーム(デイケアセンター)では、不定期ではありますが、 年8回前後、慰問の形でお話会をさせていただいています。こうばこの会に、 それぞれの図書館や施設の連絡担当がいて、図書館の担当者と連絡を取りながら、 朗読会を企画しています。こうばこでは、MLに案内を載せるくらいですが、各図書館では、 館内の広報やチラシ・ポスター、それぞれの自治体の広報紙での告知など、いろいろな形で 朗読会の広報をしてお客様を集めてくださっています。チラシやプログラムなどは、季節や そのときの作品に合わせた感じで作ってくださっています。 その図書館によって、会場となる部屋の大きさが違いますので、収容人数が違います。 それぞれの図書館でイベントの一つとしてお役に立っているといいのですが。 ★それではここからは、こうばこの担当者とそれぞれの図書館の声を聞いて見ましょう。 図書館にお願いしたアンケート項目は、次の通りです。 @ こうばこの会を何でお知りになりましたか? A こうばこの会に朗読会を依頼して実際に開催してみての担当者の立場からの  ご感想をお聞かせください。 B こうばこの会の朗読会について、利用者や図書館の中から寄せられた感想などを  お聞かせください。 C 今後ご依頼いただける場合に、何かご要望はありますか。 D 図書館の紹介、または現在力を入れている事業などありましたら、  ご自由にお書きください。 ◆ 杉並区阿佐ヶ谷地域区民センター 阿佐ヶ谷地域区民センターでの活動に関わって  連絡担当 竹内 智美 私は2000年(平成12年)頃から、阿佐ヶ谷地域区民センターでの子供向けおはなし会と 大人向け朗読会に参加してきました。これは阿佐ヶ谷地域区民センターの図書部の企画運営で、 図書部がおはなし会や朗読会に関わってくれるボランティアを募集し、それにこうばこの会が 手を挙げて参加することになったのが始まりです。 私は、かわい いねこさんから引き継いで2007年度からこの窓口担当となりました。 今回は、窓口担当として何をしていたのか、どんなことに心がけていたのかについて お話したいと思います。 担当になったばかりの頃は、より多くの方に参加してもらえたら嬉しいと思い、MLにも 語り手としての参加者募集を載せていました。でも、大人向けについては参加したい方は 多いのに、子供向けのおはなしは、レパートリーがないとか、あっても おはなし会がある土曜日は仕事があって出られないとか、1回の時間が1時間しかない・・等、 様々な不都合が起きたので、個人的にお願いしていくようになりました。 子供向けのおはなし会では、聞いてくださる参加者がだんだん少なくなり、2,3人だったり、 1人だったり、時にはだあれも来ない日もありました。そして、傾向として0歳から5歳くらい までの乳幼児さんが多くなり、作品選びが難しくなりました。子供向けのおはなし会を こうばこが1時間フルに担当するときもあったので、そのときは急に小学生が来てくれたときの ための物語を用意しつつ、乳児だけの場合、乳幼児だけの場合、赤ちゃんから小学生まで 来てくれた場合等、いくつかのパターンを想定してプログラムを作りました。事前に大まかな プログラムを図書部の方に提出しなければならないので、どの年齢の子が来てくれても必ず 読むおはなしや、必ず歌う歌や手遊びだけを伝えて、それ以外は「・・他」として 融通が効くようにプログラムに載せてもらっていました。 大人向けの朗読会は、60代から70代の方々が多く聞きに来てくださっていたので、 時代物や民話的なものを入れて、1時間に3作品くらい聞いてもらえるようにプログラムを 組んでみました。1つの作品があまりにも長いと集中力も続かないでしょうし、1時間で3作品くらいが 丁度いいくらいかなあと勝手に思って、その中でも作品のコントラストも感じてもらえるように 選んでいたのですが、果たしてどんな風に聞いてもらえていたでしょうか。 10年以上続けさせてもらっていた阿佐ヶ谷地域区民センターでの活動も、もしかしたら 今後は少なくなってしまうかもしれません。今年度から地域区民センターの企画運営担当が 図書部から別の部に変わりました。おはなし会や朗読会も形式を変えていきたいようです。 例えば子供向けの行事であれば科学遊びとか、参加型の行事等を、大人向けであれば朗読講座の ようにやはり参加型のものをという考えがあるようです。私としては貴重な子供向けの おはなし会の機会がなくなってしまうことは寂しいです。そして、何よりも聞いてくださる方が 多かった大人向けの朗読会が継続されるかどうかが分からないというのがとても残念です。 せめて大人向け朗読会だけでも続けさせてもらえたら嬉しいという私の気持ちだけは 今の担当の方にお伝えしてみました。 皆様これまで子供向けのおはなし会と大人向けの朗読会を応援し、支えてくださって ありがとうございました。違う形になってしまったとしても、これからもいろんな角度から 皆様のお力を貸していただけたら嬉しいです。 ◆ 杉並区立成田図書館  連絡担当 杢代 絵三子 一時間枠で、他の図書館同様、対象がある程度高齢の方という事を配慮して 作品を選んでもらっています。 ◆ 新宿区立戸山図書館  連絡担当 前田 美代 ここの1回目は、阿佐ヶ谷の担当をしている竹内さんでした。 彼女の出産と子育てのこともあり、私が引き継いで連絡担当を続けています。 現在、年3回朗読会をさせていただいていますが、試行錯誤が続き、お約束していた 休憩含めて2時間を大きく越えてしまったこともありました。 現在は、3名・3作でゆったりと聞いていただけるよう、 また私たちも少し長めの作品を手がけられるように演目を組んでいます。 1回目から9回目まではこちらで所要時間を考えながら演目を組んでいましたが、 10回目を前にしたとき、初めて図書館のかたがたにご希望を聞いてみました。 それによって私は森鴎外の「高瀬舟」をやったのですが、色々と発見があって いい経験となりました。またこのときは、開演前に音楽を流したり、 アロマで会場に香りを流したりと、いつもとすこし違う朗読会となりました。 その後も図書館の方にいろいろと聞いて、なにか記念になることなどがあった場合、 それに合わせた作品を演目に組み込めるように出演者に頼んでみるようなこともしています。 これは他の図書館でも同じです。 ★それでは図書館の方の声を聞いてみましょう。 ◆ 新宿区立戸山図書館 館長 大城澄子様 指定管理者(株)図書館流通センター様 @  6年前、朗読を行うグループを探していた時に、公演(杉並区阿佐ヶ谷)を聞いたことで 知ることができました。当初、健常者のグループと認識しておりました。 A 朗読の実力=表現力・読みの技術・音声、演目の多様さに感服しております。 図書館で行うことは、身近に文学を味わってもらい、作品に興味を持っていただくことから 読書や調査をすることで図書館利用の拡大を期待します。 こうばこの会が視覚に障害のある方が中心となり、健常者の方も参加されていることで、 「心のバリアフリー」を共感しております。 B 戸山図書館事業として朗読会「朗読で味わう文学」は5年目を迎え、 9月28日の公演で通算13回目を開催します。毎回、下記のような感想が寄せられます。  ・思わず胸が熱くなりました。本当に素晴らしかったです!  ・澄んだいい声。読込みのすごさに感動です。心がほっこりします。  ・初めて朗読を体験、目を閉じて聞いていたら登場人物の心情が伝わってきました。 C 特別な要望はありませんが、今まで通り、コミュニケーションを取りつつ、 味わいのある朗読会を開催したいと思います。 D 障害者サービス、調べる学習コンクール、医療や暮らしに役立つ情報の発信をします。 ◆ 府中市立中央図書館  連絡担当 前田 美代 こちらも1回目は竹内さんが担当していました。1回目は大人向けの朗読会でしたが、 2回目から子供も大人も楽しめる怪談朗読会ということになり、この立ち上げから私が かかわることとなりました。子供も大人も楽しめる怪談朗読会ということで 時間は休憩含めて90分以内です。現在、怪談朗読会は4回目をこの夏に終えたところです。 出演者を決めるところまでは同じなのですが、出演者と図書館の担当者の双方から 候補作品を上げて、その中から最終的に演目を決定していくという手順を踏んで当日に 向かいます。作品を選ぶにあたり、やはり子供さんが退屈しないものを選ぶようにしています。 下は小学3年生くらいから6年生くらいまで。付き添いの親御さんがいらしたり、 お一人で聞きにきてくださる大人の方がいらしたりと、お客様もいろいろですが、 やはりお子様が多いです。 ほとんどの作品は語りでやるのですが、 1作だけ絵本や紙芝居で見せて聞かせる怪談もあります。これを担当してくれているのが、 「語りの花束」で人形劇「カスパーシアター」を楽しませてくれる加藤 寛子さんです。 こう書いていくとわりと簡単そうなのですが、4回目にきてさすがに私も一人では厳しいなあと 思い、かなりの部分を押し付けられる人を探すことにしました。そして竹井さんを捕まえて 4回目は担当者として加わってもらいました。いやあ大変に楽をさせてもらいました。 来年もしっかり捕まえておかなければです。その大変な思いをして4回目の怪談朗読会を 作り上げてくれた竹井さんの声は、後に掲載されていますので、じっくりお読みください。 ★それでは図書館の方の声を聞いてみましょう。 ◆ 府中市立図書館 TRCサブチーフ イベント担当 渡辺恭子様 @ 大城さんが初代のご担当者でしたので。 A 他の団体と比べても、朗読のレベルがとても高い方々です。また、選書からお手間をとらせ、 ご無理をお願いしているのですが、快く受けていただいていることも大変有難いです。 B 怪談朗読会をお願いしているのですが、表現力の豊かさや、声の力を感じたとの感想を 多くいただいています。子どもたちも飽きることなく「怖かったけれどとても楽しかった」と 物語に引き込まれていました。 C いつもご無理をお願いして申し訳ありません。このままご縁を続けていけると有難いです。 現在、イベントを図書館の利用促進につなげるよう検討しており、より図書館とリンクした内容を 検討していければと思います。 D イベントにおいては、より地域に密着し貢献できる催しを開催したいと模索しています。 ◆ 相模原市立橋本図書館  連絡担当 前田 美代 現在4回目の朗読会の準備に入ろうかというところです。 ここは大人向け朗読会で、休憩を含めて100分くらいという朗読会です。 第1回は2010年11月でした。その後お話が無かったので、ここはこれでおしまいかなあと 思っていたのですが、1年近く経ったころ2回目のお話をいただき、 2回目からは春3月が恒例というような状況で続いています。 こちらでも3回目からは、休憩含めて100分くらいというところは変わりませんが、 出演者は3名ということにしてやっています。 4回目もやはりこれを踏襲していこうかと考えて準備に入ります。 ★それでは図書館の方の声を聞いてみましょう。 ◆ 相模原市立橋本図書館様 @ 担当をしていた前任者がこうばこの会の朗読会に出席して感動を受け、橋本図書館でも 行って頂く運びとなりました。 A 毎回すばらしい朗読をご披露いただき、感謝しております。参加された方々からも、ぜひ また聞きたいとの声をたくさん頂いておりますので、今後ともぜひ、よろしくお願いします。 B(参加者の声から)  ・皆さんとても素晴らしかったです。きれいな良く通る声で気持ちも入っていて、 ジーンとしました。  ・皆様の努力の賜物ですね。それぞれの方の持ち味が生かされており、臨場感あふれていて、 とても感動しました。  ・まるで、ラジオドラマを聴いているような、また一人芝居を見ているような感覚でした。 情景が目に浮かぶようで、本の世界に引き込まれてしまいました。 C 毎回、素晴らしい作品ですので、特に要望はありませんが、 時代物が特に感動したという声が多いような気がいたします。 D 橋本図書館では、ビジネス支援サービスや子育て支援サービス、 YA(中・高校生)サービス等にも力を入れております。 ◆ 大田区立多摩川図書館  連絡担当 長村 憲治 自分の地元に在る図書館の一つですので、何かのご縁と思って毎年担当を続けさせて いただいています。内容的には大人向けの朗読会ですが、こちらの図書館は比較的 バラエティーにとんだ作品を好む傾向があるようです。朗読会の完成度よりも、 さまざま網羅して観客に届けたいという意向が感じられます。時間的なものも たっぷりとお願いしたいというリクエストがある図書館なので これからもチャンスを作っていろんな人に参加してもらいたいと思っています。 (自分も年に一度は朗読しなきゃというつもりでいます。) ★それでは図書館の方の声を聞いてみましょう。 ◆ 大田区立多摩川図書館 朗読会担当:鈴木様 @ 定期的に朗読会を開催している新宿区の図書館館長からご紹介いただきました。 大田区立多摩川図書館では2010年から朗読会をお願いしております。 A 2010年に開催した朗読会は多摩川図書館初の試みで何事にも不慣れな担当者に対して、 出演者の皆様がとても快くお付き合いいただいたのが印象的でした。その当時図書館利用者の なかには読書が主で「朗読」にまだ馴染みのない方が多くいらっしゃいましたが、 こうばこの会さまの朗読会をきっかけに、文学に親しむ新たな喜びを見つけて 朗読に興味をもたれる方が増えました。 今年4回目を迎えますが、聴く者の心を掴む朗読会に携わることができて、大変嬉しく思います。 すばらしい朗読をご披露いただき、感謝しております。参加された方々からも、ぜひまた 聞きたいとの声をたくさん頂いておりますので、今後ともぜひ、よろしくお願いします。 B (利用者の声から)  ・大人になると誰かに物語を聴かせてもらうという体験は非常に少なく貴重なものです。 楽しいひとときをありがとうございます。  ・朗読者それぞれの個性が感じられ、物語に引き込まれました。  ・近くの図書館でこういったイベントがあるのは嬉しい。 C 図書館ではテーマを設けた本の展示をよく行います。同時代に活躍した作家、 食べものにまつわる話など、同じテーマで集めた作品を朗読する企画はいかがでしょうか。 D こうばこの会様20周年おめでとうございます。多摩川図書館も今年開館30周年を迎えました。 今後も地域の皆様に親しまれる図書館として活動してまいります。 ◆ 大田区立羽田図書館  連絡担当 前田 美代 大田区は、区内に10館以上の図書館があるということです。 ここは3回目の朗読会を10月20日に行う予定です。大人向けで1時間です。割と短めの作品を3、 ないし4作で組んでいます。2回目には、一人で2作を担当してもらったこともあります。 こちらは1時間ですが、3名で伺っています。2回とも連絡担当の私が出演していることもあって 時代小説を入れています。同じ大田区の図書館と開催時期が近いので、 図書館の担当者・こうばこの側の担当者と連絡を取りながら、 あまり演目が重ならないようになど考えながら進めています。 ★それでは図書館の方の声を聞いてみましょう。 ◆ 大田区立羽田図書館 副館長 凍田 伊津子様 @ 前に働いていた杉並区立成田図書館で朗読会を行っていた関係で、羽田図書館でも 開催してみようと考えました。前のところは、朗読会の団体をHPか何かで知り、 連絡を取っていたようです。 A まだまだ認知度という点ではこれからですが、参加して下さった方々からは好評の声を いただいております。どのような団体がやられているのかという問い合わせ等もいただきました。 これからも認知度を上げて、沢山の方に聞いていただきたいと考えております。 B 感情がこもっていて大変よかった、皆様の声が素敵だった、素晴らしい朗読だったとの 感想をいただいております。否定的な意見はございません。 C 特に希望はございませんが、朗読をされる方がやりやすい方法で講演していただければと 思います。読んでいただく作品は、ある程度希望はお伝えしますが、 基本的に皆様の選ばれたもので問題ございません。 D 羽田図書館では、様々な人が楽しんでいただけるようなイベントを企画しております。 はねだ寄席や、布草履作成の講習会などはいつも満員で好評をいただいております。 これからも生涯教育を担う機関として、皆様のお役にたつ図書館でありたいと思っております。 ◆ 千代田区立日比谷図書文化館  連絡担当 前田 美代 ここの1回目は開館間もないころにさせていただきました。 大人向けで年2回、休憩を含めて120分以内です。日比谷公園の中にある図書館で、 周りは自然がいっぱいでとても心地よい空気に包まれた図書館です。 立地条件から交通の便がよくいろいろなところから聞きにきてくださいます。 ここの図書館では、できるだけ時代小説と文豪作品ともう一作という感じで 演目を組んでいます。一度は、時代小説と文豪作品というところが重なったので、 それ以外の2作は外国の文豪の作品と現代小説というようになったこともありました。 ★それでは図書館の方の声を聞いてみましょう。 ◆ 千代田区立日比谷図書文化館 図書フロア 杉江 あき様 @ 他の図書館からの紹介 A 回を重ねるごとに参加者(ファン)が増えて行くのは実力の証だなと思います。 B 直に聴くことで朗読の魅力を再発見または新発見され、また聴きたいという方が多いです。 C 図書館の立地上、30〜60代ぐらいが多く、大人向けなので、今後も、大人も楽しめる 作品チョイスをお願いしたいです。 D 図書館、博物館、イベント機能、レストランやカフェもある図書文化施設です。 ビジネス、アート、地域(江戸・東京)など中心とした蔵書構成で、イベントやセミナー などにも力を入れています。 ◆ 東久留米市立ひばりが丘図書館  連絡担当 前田 美代 ここは依頼をいただいたばかりで、12月8日に1回目の朗読会をおこなう予定です。 大人向けで、休憩を含めて120分以内です。 こちらは、以前大人向けの朗読会の依頼をいただいたことのある図書館にいらした方が この図書館に異動となり、こうばこの会に朗読会のご依頼をいただきました。 しかも以前聞いたこの作品を入れていただけませんかというご希望も添えられていました。 続けているとこんなこともおきてくるんだなあとしみじみと感じたできごとです。 もちろんその作品を朗読会でできるようにしました。 どんな図書館かどんな方が聞きにきてくださるか楽しみです。 そして果たして2回目のご依頼をいただけますかどうか。 まず、第1回目をしっかり聞いていただくことですね。先の話はその後のことでした。 ★最後になりましたが、図書館とは少し違う慰問のお話会をしている上井草の担当、 杢代さんから、お話会の紹介をしていただきましょう。 ◆ 上井草の老人ホーム  連絡担当 杢代 絵三子 杉並区の視覚障害者協会の人に頼まれてはじめました。 はじめからまったく無償でという依頼でした。対象は入所している高齢者です。 時間は一時間ですが、お話だけだと飽きてしまうので、コカリナ、オカリナ、ウクレレ、 ギター、ピアノの演奏や歌を交えたお話会をやっています。 特にリクエストもないので、出演者はこちらも練習台にさせていただいている事もあり、 図書館や他の発表会でやる作品をやらせてもらったり、新人の発表の場にさせてもらう事も あります。他はエッセイや小さいお話をさせていただいています。 図書館に比べるとすこしカジュアルなイメージです。 ★この後は、図書館の朗読会に出演してくれた人何人かのコメントです。 ■ 図書館担当者・出演者として  滝口 美舞紀(竹井 真紀子) 滝口美舞紀です。日々、図書館等のいろんな朗読会に参加させていただいておりますが、 その中でも、今年、連絡担当補佐をさせていただいたものがありましたので、 少しお話いたします。 真夏の恒例になりつつある怪談朗読会。これは府中の図書館の企画で行なわれている朗読会で、 ほぼ半年という長いスパンをかけて企画される、かなり大掛かりな朗読会です。 本番は7月の下旬あたりなのですが、なんと準備は1月から始まっています。 1月、怪談が好きな人で、できるだけ声質の違う人を読み手に選び、個人に交渉していきます。 怪談朗読会は、朗読会全体がほぼ暗闇の中で進んでいくため、 できるだけ声質の違う読み手であればあるほど、出来上がりがすてきなのです。 2月から4月、読み手が決まったら、作品探しです。 みなで手分けして5分から10分程度の怖い話を集めてリストにまとめます。 5月、図書館の担当者と、これまた図書館側から出された作品も含め、いよいよ最終的な 作品選びをします。90分という限られた時間で、できるだけたくさんの作品を、 できるだけ声質の違う読み手が読み上げるスケジュールで組んでいくわけです。 この作業が、けっこう大変! 観客の対象は小学生が多いので、あまり怖すぎても、 難しすぎても、長すぎてもいけません。 そうして読み手と作品が決まるわけですが、上記の理由から、必ずしも自分が 読みたいと思った作品があたるとは限りません。意図しない怖いお話しの 読み手になってしまった場合は、練習するのもぞわぞわするというおまけ付き…。 でも、どんな雰囲気で進めていくかなどを考えながら作品を選ぶのはとても楽しいです。 そして、いよいよ7月の初め、メンバーだけでの事前発表会を行ないます。 ここで作品の出来具合も確認しつつ、読み手の出入りなどのチェックもしたりします。 当日の朗読会自体がほぼ暗闇で、セットはイスが三つとデスクスタンドが二つだけ。 読み手は三つの席を移ることにより、暗闇から響く声の不思議さを表現し、また、 作品を読むときは電灯をつけ、読み終ったら即、電灯のスイッチを切る。この効果により、 お客様には、あたかも百物語に参加しているような感覚に陥っていただくわけです。 出入りのタイミングも朗読会の大切なエッセンス。 そして当日、ほぼ、ぶっつけ本番のような気持ちで朗読会が始まります。これだけ書くと、 準備にかなりの時間を使うだけの朗読会に思われがちですが、大掛かりのためか、 ミニ公演を企画しているような楽しさがあります。作品も出入りもばっちり決まったら、 とても新鮮な喜びを味わえます。途中で怖すぎて朗読会をこっそり抜け出していく 小さなお客様なんてみつけると、おもわずニンマリ(!?) 怪談朗読会は、読み手としても、聞き手としても、ぜひ一度体験していただけたらな、 と美舞紀は考えております。楽しいですよ!? ■ 朗読の難しさ・奥深さ  桑山 頼子 こうばこの会20周年、おめでとうございます。 私は学生時代演劇を専攻しておりました。現在は演劇とは無縁の生活を送っておりましたが、 心のどこかで自分を表現する場所を探していたように思います。そんな中、 こうばこの会と出会い、朗読の難しさ・奥深さを経験しました。今でも四苦八苦しながら 語りを楽しませていただいています。 今後もこうばこの会のさらなる発展と、皆様のご活躍をお祈りしています。 ■ 怪談朗読会に初出演  服部 真弓 7月に図書館で行われた怪談朗読会に、今回初めて出演させていただきました。 お子さんからご年輩の方まで、幅広い年齢の方が語りを聴きに来てくださいました。 私は、「なおちゃんがほしい」と言う、やや子供向けのお話を語りました。 初めは、お子さんたちを語りの途中で退屈させてしまわないようにできるか不安でしたが、 みなさん、とても熱心に聴いてくださり嬉しかったです。 図書館での朗読は、大きなホール等とは違い、お客さんとの距離が近いので、 聴く人のリアクションも近くに感じられるという面白さがあります。 とても気持ちよくお話を語ることができました。また、参加してみたいと思います。 ■ 心の中でガッツポーズ  中川 いずみ 図書館の朗読会の出演依頼がくると、嬉しいのに、どうしよーと思ってしまいます。 普段は、グループで一つの作品を作り上げる事が多いので、作品選びから、練習等、 全て一人で行う一人語りに、「大丈夫かな・・・」と不安になるのです。 それでも、練習を始めてみれば、空想や妄想がふくらみ、いつの間にか、本番当日 なんて事になり、気が付けば「ありがとうございました」とかなんとか言いながら、 頭を下げて終わっています。 毎回、楽しくやらせてもらっているのですが、心に残っているのは、とある図書館が 主催する「怪談朗読会」で、「エミリーの赤い手袋」という怖い話をした事です。 私自身が、ビビリ屋で怖がりな性格なので、「怪談なんて無理!」と思ったのですが、 やってみたら、当日、目の前で女の子が口元に手をあて恐怖にひきつった顔をして、 私のお話を聞いてくれて、心の中でガッツポーズでした。ちなみに、この時の練習は、 朝行っておりました。(夜だと怖くなるので・・・) これからも、お声がかかれば、ドキドキしながらも参加したいし、お客様と一緒に、 物語の中を旅できるようような、そんな語りができたらいいなと、思っています。 最後に、各図書館との連絡や調整をしてくれる会員の方々、いつもありがとうございます。 ■ 図書館朗読会に参加して  ショコラモナカ(堤 由起子) 私が図書館の朗読会に参加したのは、府中図書館の怪談朗読会での民話の朗読と、 戸山図書館でのエッセイの朗読です。一人でひとつの作品を読むのはどちらかといえば 得意な方ではないですが、図書館の朗読会に参加が決まったのち、作品を決めて、 自分の作品を朗読するためのテープを作ります。というのも、私の場合は点字を読むのも あまり得意ではないので、カセットテープに録音したものを聞きながら本を朗読するのです。 ただし、間の取り方や、読むスピードやタイミングは録音したテープを聞きながら何度も 練習する必要があります。時には、読むタイミングを調節するために、録音テープを 作り直すこともしばしばです。図書館朗読会の本番では、少し緊張しましたが、聞きに 来ていただいているお客さんの反応が聞こえると、とてもやりがいがあって、楽しいです。 府中図書館での怪談朗読会では、出演予定のメンバーで当日読む作品を持ち寄って、 その中から実際に読む作品をそれぞれ決めました。私は怪談というよりは、 「三枚のお札」という昔ながらの民話をよむことが決まってしまったのですが、 この作品は一度こうばこの会の本公演で群読したことがあったので、 初見ではなかったという点で読みやすい作品でした。 ただ、欲を言えば、やはり怪談朗読会だったので、こわ〜いお話が読みたかったです。 また、機会があれば参加したいと思っています。 ■ 作品選びについて  多田 香織 作品選びについては、先方から「あれがいい」「これがダメ」という制限はあまりありません。 60〜70代以上の方が共感しにくいようなものは遠慮したほうがよさそうです。例えば私は、 道ならぬ恋愛にふみこみすぎるものとか、OLの日常もの、デジタル文化に偏った作品などには チャレンジしていません。 図書館の場合は、知っている作品を振り返ることができる「名作」が喜ばれるようです。 その土地にゆかりのある著者や作品、「こんな本もあるのね」という発見があるものが 見つかればいいんですが…。なかなか適当な「短さ」のものが探せず、苦労しています。 老人ホームの場合は、途中で飽きちゃうお年寄りもいるので、童謡や、15分前後の短いのを いくつか用意します。しろさんが事前に演目のメールをくれるので、余裕があれば、 紙芝居や絵本など、視覚に訴えるものを入れるように努力しています。 抜群に喜ばれるのは落語ですが、私はできません(笑)。 身の丈にあう範囲でこちらも楽しんでできれば、いいのだと思います。 作品選びに追われるところもありますが、コンスタントに聞いていただく場があるのは、 とてもありがたいことで、長く続けられたらいいなと思います。 ■ 図書館での朗読会に参加して思うこと  竹内 智美 3,4年前頃からこうばこの会として様々な図書館から朗読会への出演依頼をいただくように なり、とても嬉しい限りです。図書館での朗読会では聞いてくださる方が 「ああ本ってなかなかなもんだなあ」と味わってもらえたらいいなあと、 私は特にそこに焦点を当てて臨んでいるように思います。そうするためには まず私自身が語りたい作品を選び、その作品のどんな所をどんな風に伝えたいのか、 自分の中にちゃんとイメージできることが大切なんだなあと実感しています。 そのイメージが浮かんだからといって、それを自分が描くように伝えられるかといえば、 そこもまた難関! 自分が思い描くイメージを自分の語りに乗せて伝える、 自分が自分のイメージにちゃんと乗ることができると、 語っていてもしっくりくる感覚があります。 自分がしっくりきた感覚になってみて初めて聞いてくださる方にちゃんと届いていき、 ちゃんと届いたら聞いてくださる方はそれぞれの感じ方で自由に楽しんだり、 味わったりしてもらえるんじゃないか、そんな風に思っています。 これからも聞いてくださる方々と共に、味わい深い朗読会を作っていけたら嬉しいです♪ ■ 担当者として、出演者として  柘植 美野和(前田 美代) 私が本格的に図書館朗読会にかかわるようになったのは、2010年ころからでした。 それまでは、担当者に声をかけてもらって出演することだけでした。 こうばこに入会して10年以上のときが過ぎていきました。 いろいろなことがあって一人語りに行きつきました。 最初に群読で始めた語りは「たまゆら」でやった太宰治の「葉桜と魔笛」でした。 これは今聞くとずいぶんと恥ずかしいものです。 今はこの作品も一人語りでやるようになりました。 その後一人語りで手がけた作品を数えてみると、 この「葉桜と魔笛」を含めて26作品となっていました。塵も積もれば山となるでしょうか。 ほとんどの作品が時代小説です。何度も語ったもの、一度しか語っていないものさまざまです。 一つの作品を時間を経て再び語るとき、新しい作品に向かうつもりで練習を始めるのですが、 なかなかそうは行かずに、以前語っていたときの語り口そのままになってしまっていたりして 進歩が無いなあと思うこともしばしばです。それとは反対に、 以前はどこかしっくり行かなかった登場人物の感情の流れが、しっくり自分自身の中に 落ち着いていくことがあったりと、面白い感覚を味わうことも時々あったりします。 私は、現在6ヶ所の図書館の連絡担当をしていますので、語りをする機会もずいぶんと多く なっています。そうです、連絡担当者の威光を振りかざして出演しているというところです。 そんな私もこうして機会を増やしているのはいいのですが、手馴れたような語りをしないように 気をつけるべきところに差し掛かっていると思うようになりました。 このごろやっと連絡担当者として考え始めたことがあります。かわいいねこさんは、 若手を起用して図書館の朗読会の演目を組み立てていますが、現在私はほとんど、 それなりの経験のある人ばかりに出演をお願いしています。入会して間もない人たち、 また会員として長くいるけれどあまり一人語りの回数のない人に、この先どのように 図書館朗読会に出演してもらうかです。これはしばらく私の課題の一つとなりそうです。 時代小説となると語り手が少なく、読書として読んでも、語りとしては、 やったことのない人がまだいるように思うので、戸山図書館で一度試みたことですが、 時代小説だけの朗読会をまたどこかでできたらと思っています。時代小説は、確かに話言葉が 難しかったり、出てくる物が実際にはもう使用されていないものがほとんどだったりして、 想像するのに難しいところもあるのですが、書かれていることは現代物の小説と あまり変わらないように思います。ある種の理想を描いていることもありますし、 いろいろな人に読んでほしいと思っています。 図書館の朗読会をするようになって、いわゆる文豪と呼ばれる人たちの作品を手がけるように なりました。今から百年ほど前に生まれた人たちが書いたものなのに、実際に読んでみると、 もう原文で読むのがかなり難しくなっているということに大変驚き、 またある種の恐怖のようなものを感じてしまいました。作品の主題によっては、 現代にしっかりと訴えかけてくる作品もありますし、 今はもう無くなってしまったであろう美しい風景を残している作品もあります。 そうした作品を私たち こうばこの語りで少しでも紹介できたらと思っています。 映像産業がますます隆盛を極める現代、見ることがいよいよ情報取得の多くの部分を 占めるようになっていると思います。語り手自身が見たことのない作品中の風景や光景を、 聞くことだけの朗読会に聞きに来てくださる方々に想像して楽しんで、その作品世界に 浸ってもらうためには、語り手の更なる努力が必要になってくると思います。私も 語る作品を少しでもより鮮明に伝えられる語りができるように続けて行きたいと思っています。 これからも朗読会を依頼してくださる方々と話し合いながら、着実に朗読会を続けて いけたらいいとおもっています。 最後になりましたが、この特集コーナーにご協力くださいました皆様、お忙しい中 本当にありがとうございました。皆様から朗読会を続けていく力をいただけたとおもいます。 ■ 語りの花束のこと  柘植 美野和(前田 美代) 『語りの花束』は、来年の春開催する会が10回目となります。こうばこの会の創設者の 一人でもあり、現在まで理事を務めている かわい いねこさんが企画して立ち上げた 語りの会です。私は、7回目から担当者の一人としてかわいいねこさんのお手伝いを してきました。 立ち上げたときは、かわいいねこさんいわく「見えないお友達だけで準備して、 当日だけ見えるお友達にお手伝いをお願いして、見えるお友達たちに、できるだけ 純粋に会を楽しんでもらいたい」ということで始めたそうです。 ところが印刷物の制作など、準備段階でもやはり見えるお友達たちの協力が必要となり、 何人かの人の協力を得て、ここまで続けてきました。 『語りの花束』を始めたころのこうばこの会は、規模が大きい定期公演を年2回行うなど、 かなり活動が活発な時期でした。大舞台ということもあってグループでの演目が多かったので、 会創設当時のように「一人語りをじっくり聞いてもらう」というところに立ち戻る機会も ほしいという思いもあったということです。現在は、むしろ図書館朗読会などが多くなっていて、 一人語りをする機会のほうが多くなっています。 『語りの花束』は一人語りを中心に群読も含めてやっている会です。会場は、 最初から小さなところでしたが、3回目か4回目辺りから使用させていただいている ギャラリー游美は、声の反響もよく、マイクを通さずに生の声でお客様に「語り」を 楽しんでいただけるところです。 毎年続けてきたことで出演者の力が上がってきているように感じています。 それがグループでの群読または芝居に還元され、またそれが一人語りに帰ってくるという 循環ができているように思います。 私は、この『語りの花束』が始まった辺りからだったと思いますが、一人語りだけを 続けてきました。短編・中編さまざまな作品を、自身の実力も顧みず無謀にも語りで 手がけてきました。そうした作品を練習していく中で、書かれている言葉が自分の中に 一つずつ落ち着き場所を見つけて、私の中で物語が形として結ばれたとき、やっと 語りの一端に取り付けたような気がした覚えがあります。そんなことを一つの作品の中で 何度か繰り返したときは、それなりの語りができたかなあと思うのですが、次の瞬間には、 あそこが、ここがと気になるところが出てくる始末です。それでも一人語りをまだこの先も 続けていけたらと思っています。 そして『語りの花束』は、変わらずに地道に続いていくものの一つになるか、 少しずつ変化していくのかこれからを見守っていただけたらと思います。 ■ あとがきに代えて  大久保利彦 こうばこの会結成の翌年から、事務局を担当してきた大久保です。19年前の当時は、 長村さんや、杢代さん、永澤さんなどの若者たちが、生まれたばかりのこうばこの会の 成長を目指して外に向かっていた時代で、荒田佐多子さんや私が、それに共鳴して、 ボランティアスタッフとして参加しました。 当初は集会室での小規模な発表会が多かったのですが、やがて劇団の役者さんたちも加わって 劇場公演を行うようになり、数々の名舞台が生まれました。同時代に単身ベトナムに移住して ストリートチルドレンの救済活動に貢献した小山道夫さんを公演の純益から支援する方針も 会の中から生まれました。 さまざまなメンバーの出入りがあり、こうばこの会は少し内向的になり、定期公演の規模も 縮小してきました。一方で、ミニ自主公演や、図書館・児童館・老人ホームなどの出前公演が 活発になり、質の高い話芸で地域社会の需要に応えるようになりました。 今回、20周年記念「こうばこ通信」の発行を企画したところ、数多くの投稿を頂き、 特に前田美代さんが図書館関係の活動を総集する貴重な資料をお寄せ下さいましたので、 内容の充実した機関誌の発行を果たすことができました。皆様のご協力に感謝致します。 ■ こうばこの会 定期公演記録 第 1回 平成 5年 北区 長村宅  第 2回 平成 5年 北海道 サロマ湖 第 3回 平成 5年 北区 長村宅  第 4回 平成 5年 新宿区 失明者更生館 第 5回 平成 5年 庄や 高田馬場店  第 6回 平成 6年 新宿区 失明者更生館 第 7回 平成 6年 新宿区 失明者更生館  第 8回 平成 6年 新宿区 失明者更生館 第 9回 平成 6年 阿佐ヶ谷ゴールド街  第10回 平成 7年 西早稲田授産所 第11回 平成 7年 西早稲田授産所  第12回 平成 7年 障害者福祉会館 第13回 平成 8年 港区 アート村六本木  第14回 平成 8年 杉並区 方南会館 第15回 平成 8年 武蔵野芸術劇場  第16回 平成 9年 代々木八幡区民会館 第17回 平成 9年 代々木八幡区民会館  第18回 平成 9年 南大塚ホール 第19回 平成10年 カスケードホール  第20回 平成10年 武蔵野スィング 第21回 平成11年 堀切・武蔵野  第22回 平成11年 横浜ラポール 第23回 平成11年 堀切地区センター  第24回 平成11年 森下文化センター 第25回 平成12年 川口市 リリア  第26回 平成12年 杉並区 音や金時 第27回 平成12年 太田区 アプリコ  第28回 平成13年 南大塚ホール 第29回 平成13年 大田区民プラザ  第30回 平成14年 ムーブ町屋ホール 第31回 平成14年 太田区 アプリコ  第32回 平成15年 大泉学園 ゆめりあ 第33回 平成15年 深川江戸資料館  第34回 平成16年 ムーブ町屋ホール 第35回 平成16年 横浜ラポール  第36回 平成16年 深川江戸資料館 第37回 平成17年 南大塚ホール  第38回 平成18年 かなっくホール 第39回 平成18年 武蔵野スィング  第40回 平成19年 ラゾーナ川崎 第41回 平成19年 深川江戸資料館  第42回 平成20年 浦安市民プラザ 第43回 平成20年 太田区 アプリコ  第44回 平成21年 障害者福祉会館 第45回 平成21年 ムーブ町屋ホール  第46回 平成22年 障害者福祉会館 第47回 平成22年 横浜ラポール  第48回 平成23年 障害者福祉会館 第49回 平成23年 横浜ラポール  第50回 平成24年 大森スポーツセンター こうばこの会 http://www.koubako.jp/